登場人物と背景
私の家族 昭和二十五年(一九五〇年)当時
- 私、五才の女の子。
- 父、ラムネなどの清涼飲料製造業。
- 母、離れの部屋で二年前から病気療養中。
- 姉、三才年上(小学生)。
- 弟、三才年下(家から離れ、母方の祖父母と暮らしている)。
- 祖父(父方)、中風(左の手足が少し不自由)という病気で、表の間の布団の上で過ごしている。
- 祖母(父方)、みんなの世話で疲れている。
- 隣に住む父の兄家族(伯父・伯母・中学生の娘と息子・小学生の息子・一才の娘)。
瀬戸内海の見える町に生まれた女の子のお話。
転んで怪我をしたり、落し物や忘れ物の多い女の子のニックネームは、ラムネ屋トンコになりましたが、普通はとしちゃんと呼ばれていました。
まわりの人たちに、助けられお世話になりながら、成長していきます。
はたして、どんな女の子になるでしょうか?